連合北大阪地域協議会(池田市職員組合)髙橋 繁生
8月5日から6日にかけて連合大阪の仲間と共に「平和行動in広島」に参加しました。
1日目は広島平和記念公園にて「ピース・ウォーク」に参加しました。
原爆ドームを始めとして動員学徒慰霊塔・原爆の子の像などの各慰霊碑を巡りました。各慰霊碑の前では、連合広島青年・女性委員の方々が「ピース・ガイド」として熱心に説明して頂きました。
その後、上野学園ホールにて実施された「連合2019平和広島集会」及び「2020年核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議に向けた平和シンポジウム」に参加しました。
平和広島集会では、主催者・ご来賓のあいさつに続いて、若者からのメッセージとして高校生平和大使から活動状況報告がありました。「ビリョクだけどムリョクじゃない」をスローガンに核兵器廃絶と恒久平和を訴える姿を見て、私も改めて粘り強く平和行動に取り組んでいかなければならない、と感じました。
集会に引き続き開催されたシンポジウムでは、外務省の今西軍備管理軍縮課長からNPT再検討会議に向けた政府取り組みの報告、中国新聞の藤村論説委員から「NPT再検討会議に向けて」と題した講演をうけました。また被爆者からの訴えとして、被爆当時3歳だった箕牧さんの講演があり、たった一発の原爆によって、言葉にできないくらい壮絶で悲惨な状況が起こされたのだと改めて認識しました。
シンポジウム終了後に再び原爆ドーム前に戻り、原爆の犠牲となった多くの方々に対し献花を行いました。
2日目は平和記念公園会場内のモニターにより「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」に参加しました。原爆が投下された8時15分、平和の鐘が響く中、原爆の犠牲となった多くの方々を追悼するとともに恒久平和を祈念するため、黙とうを行いました。
式典後、平和記念資料館を見学しました。資料館には原爆直後に撮影された写真や犠牲者が身に着けておられた遺品など多くの資料が展示されており、昨日の箕牧さんの講演どおりの光景が目に浮かびました。
呉市に移動し、戦艦大和を建造した呉海軍工廠の跡にたつ、ジャパンマリンユナイテッド呉工場や海上自衛隊の艦船を船上から望んだのち、呉市海事歴史科学館を見学しました。呉市が造船・製鋼を通じて日本の科学技術の近代化とともに歩んできたという歴史が、館内展示物により紹介されていました。科学技術は人々の暮らしを豊かにするものですが、一方間違った使い方をすれば多くの悲劇を生むという側面を持つということを再認識しました。
今回平和行動に参加し、改めて原爆と戦争の恐ろしさを思い知らされたと共に、繰り返してはならないと心に刻みました。平和行動を通じて学んだ事を次世代にしっかりと伝え、引き続き核兵器廃絶・平和行動に取り組まなければならないと感じました。
最後になりますが、暑い中「ピース・ガイド」をしていただいた連合広島の青年・女性委員の皆さんをはじめ、準備・運営に携われた多くの方々に感謝いたします。