北大阪労福協「第8回労働者自主福祉講座」を開催しました。(2025.9.20)

2025年9月20日(土)に労働者自主福祉講座として、庄内南小学校内にある庄内南コミュニティールームを訪問し、同校区の自治会が運営する「庄内南みんなの食堂」を見学、交流しました。今回は、豊中市社会福祉協議会の勝部コミュニティソーシャルワーカー(CSW)の紹介と案内で実施できました。

 

毎月第3土曜日に開催されている子ども食堂で、NPO法人として地域住民が協力して運営され、昼食と学習支援、交流をメインに登録制で毎回20数名の小学生の子どもが利用しており、帰りにはお土産のおやつも配られていました。

 

また、朝食のパンの提供も近くの敷島パンの協力で月2回実施されています。

子ども食堂の運営開始の話が来た時は、「また豊中市から自治会への仕事を増やされる」との懸念から実施をためらっていたとの事ですが、地元の子どもを地域で見守るという思いで始められました。

 

現代の貧困は、「経済的貧困」と「人間関係の貧困(社会的孤立)」が背景にあり、子どもは自分からSOSを出せず、「ひとりぽっちの子どもをつくらない」地域づくりが重要になっています。

 

「人」と関わることで心を成長させ、お年寄りも子どもの成長を見守ることで、地域との繋がりや絆を深めていると感じました。また、子どもたちとふれあうことで情報が得られ、親も含めた支援を広げられることもあるようです。

 

子ども食堂は、食事を通じて子どもたちの笑顔が生まれ、地域の大人たちが温かく見守る姿があり、誰もがつながりを感じられる居場所であり、地域の方々が自然に集まり、「地域で育てる」「地域で支える」しくみが息づき“共助の力”を感じました。また、助けられる側も「共に地域をつくる仲間」として捉えておられる姿勢に強く共感しました。

 

私たち北大阪労福協としても、こうした支え合いの輪を広げ、安心して暮らせる地域社会の実現に取り組んでいきたいと思います。